更新日: 2024年05月08日

紫陽花の見頃や時期はいつ?電車で行ける関東・鎌倉の駅近の名所10選

梅雨の時期になると、紫陽花(あじさい)の見頃がやってきます。美しい紫陽花を鑑賞しながら、心地よい風に吹かれるのは格別な体験です。
今回は、紫陽花の名所が多数ある鎌倉エリアの明月院、円覚寺、長谷寺、江の島エリアや、関東のおすすめ紫陽花スポット高幡不動尊、旧芝離宮恩賜庭園、上野恩賜公園、六義園、白山神社、本土寺など、駅から徒歩圏内にある関東近郊でおすすめの紫陽花スポットを、見頃と合わせてご紹介します。

紫陽花の由来や見頃をご紹介

6月になると見頃になる紫陽花。季節の花としても大変人気です。紫陽花の原産地は日本を含む東アジアと言われており、その元は自生していた「ガクアジサイ」と言います。

紫陽花が日本から中国にわたり、シルクロードを伝わってヨーロッパへと伝わっていき、イギリスなどで東洋の花として人気が出て、品種改良が進みました。現在西洋アジサイとして人気の高い「ハイドランジア」は大正時代にイギリスから日本に逆輸入されたものです。

色とりどりで人気の紫陽花ですが、今回は最寄駅から徒歩10分圏内で行ける鎌倉や関東のおすすめ紫陽花スポットをご紹介します。

古都鎌倉であじさいを堪能

鎌倉といえば、古くからの寺社仏閣などの観光名所がたくさんあり、古都の風情を感じることができる場所として有名ですが、6月になると各スポットでの紫陽花鑑賞も人気です。

鎌倉紫陽花スポット1「明月院」JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩10分

鎌倉紫陽花スポットあ明月院 出典:https://www.trip-kamakura.com/place/japanheritage/230.html
鎌倉エリアの紫陽花の名所「明月院」。
明月院は、その美しい紫陽花で一目を置かれるお寺で、通常「あじさい寺」とも呼ばれています。6月の中旬から下旬、境内を埋める数千本の紫陽花が満開の時期になると、一面に広がる美しい景色に心が奪われます。特に、通称「明月院ブルー」と呼ばれる美しい青色の紫陽花が人気です。

・明月院
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
電話番号:0467-24-3437
拝観料/入館料:高校生以上:500円、小中学生:300円、障害者:無料(要障害者手帳)※税込み
本堂後庭園公開:拝観料と改めて500円(税込)
拝観時間/入館時間:9時00分開門~16時00分閉門
※6月のあじさい時期は変更の場合あり
アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩10分
明月院(鎌倉市観光協会HP)

鎌倉紫陽花スポット2「円覚寺」JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩1分

鎌倉紫陽花スポット円覚寺 出典:https://www.engakuji.or.jp/
つぎにおすすめしたいのは臨済宗円覚寺派の大本山「円覚寺」です。円覚寺はJR横須賀線の線路をまたぐ形で境内が広がっています。広い境内には至る所にあじさいが植えられており、見頃は例年6月中旬から下旬にかけてピークを迎えます。電車とあじさいや、竹林とあじさいのコラボレーションが楽しめます。明月院からも近く、併せて鑑賞するのもおすすめです。

・円覚寺
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409
電話番号:0467-22-0478
拝観料/入館料:高校生以上:500円、小中学生:200円、障害者:無料(要障害者手帳)※税込み
拝観時間/入館時間:8時30分~16時30分(3月~11月)
アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩1分
円覚寺 (公式HP)

鎌倉紫陽花スポット2「長谷寺」江ノ島電鉄長谷駅より徒歩5分

鎌倉紫陽花スポット長谷寺 出典:https://www.hasedera.jp/2023/06/14005/
「長谷寺」も鎌倉を代表する紫陽花の名所のひとつです。ここでも、シーズンには鮮やかな紫陽花の花が多く咲き誇ります。特に紫色と白色の紫陽花が見事で、その美しさに心を奪われます。境内には約40種類、2500株の紫陽花が植えられており、見応えがあります。紫陽花の見頃は、例年6月初旬から下旬にかけてピークを迎えます。長谷寺での紫陽花鑑賞には、通常の拝観券の他に「あじさい路入場券」が必要となります。詳しくはHPでご確認ください。

・長谷寺
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
電話番号:0467-22-6300
拝観料/入館料:大人:400円、小学生:200円※税込み
 紫陽花鑑賞は拝観券とは別途「あじさい路入場券(小学生以上500円)」が必要
拝観時間/入館時間:8時00分~16時30分(4~6月は17時まで)
アクセス:江ノ島電鉄長谷駅より徒歩5分
長谷寺(公式HP)

鎌倉紫陽花スポット4「江の島エリア」小田急電鉄江ノ島線片瀬江ノ島駅より徒歩10分

鎌倉紫陽花スポット江の島 出典:https://enokama.jp/feature/4419/
もう一つおすすめしたい場所は「江の島」です。江の島は水族館などで有名ですが、紫陽花の名所としても知られています。江の島周辺には、江ノ島神社周辺など紫陽花が咲き誇る庭園が点在しており、美しい紫陽花の花々を楽しむことができます。

・江ノ島
住所:神奈川県藤沢市江ノ島
アクセス:小田急電鉄江ノ島線片瀬江ノ島駅より徒歩10分
江ノ島(藤沢市観光協会HP)

その他の関東近郊の紫陽花鑑賞おすすめスポット

鎌倉以外にも電車の駅から徒歩圏内で紫陽花が楽しめるスポットが関東にはたくさんあります。その中でも代表的なスポットをご紹介します。

関東紫陽花スポット5「高幡不動尊 (東京都多摩市)」京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅より徒歩5分

関東紫陽花スポット高幡不動 出典:https://www.takahatafudoson.or.jp/?p=8251
「高幡不動尊」は、真言宗智山派の寺院であり、関東三大不動の一つとして知られています。
高幡不動尊の境内から山にかけて咲き乱れる紫陽花、山あじさいは約200種類以上・7500株余りと言われています。特に、不動尊から続く参道沿いに咲く紫陽花は圧巻で、多くの参拝客を魅了しています。2024年は6月1日~6月30日の期間「あじさいまつり」が開催されます。

・高幡不動尊 金剛寺
住所:東京都日野市高幡733
電話番号:042-591-0032
アクセス:京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅より徒歩5分
高幡不動尊(公式HP)

関東紫陽花スポット6「旧芝離宮恩賜庭園 (東京都港区)」JR山手線・京浜東北線浜松町駅より徒歩1分

鎌倉紫陽花スポット旧芝離宮恩賜庭園 出典:https://www.tokyo-park.or.jp/park/kyu-shiba-rikyu/index.html
「旧芝離宮恩賜庭園」は、江戸時代に大名家の庭として造営された庭園で、国の名勝に指定されています。園内には色とりどりの紫陽花が植えられており、例年6月中旬から下旬にかけてピークを迎えます。都心の庭園にある池畔に咲く紫陽花は、水面に映る姿が美しく、写真撮影にもおすすめです。

・旧芝離宮恩賜庭園
住所:東京都港区海岸1-4-1
電話番号:03-3434-4029
入園料:一般150円:65歳以上70円※税込み
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
アクセス:JR山手線・京浜東北線浜松町駅より徒歩1分
旧芝離宮恩賜庭園(公式HP)

関東紫陽花スポット7「上野恩賜公園 (東京都台東区)」JR山手線ほか上野駅より徒歩2分

関東紫陽花スポット上野恩賜公園 出典:https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/toubuk/ueno/midokoro/shizen.html
「上野恩賜公園」は、東京23区内最大の公園で江戸時代から桜の名所として有名です。桜のほかにも、初夏に楽しめる見事な紫陽花も一見の価値があります。園内には約900株の紫陽花が植えられており、例年6月下旬から7月中旬にかけてピークを迎えます。
不忍池周辺で紫、ピンク、青、白などの色とりどりに咲く紫陽花は特に人気があり、多くの人が訪れます。

・上野恩賜公園
住所:東京都台東区上野公園・池之端三丁目
電話番号:03-3828-5644
開園時間:5時~23時
アクセス:JR山手線ほか上野駅より徒歩2分
上野恩賜公園(公式HP)

関東紫陽花スポット8「六義園(東京都文京区)」JR山手線駒込駅より徒歩7分

関東紫陽花スポット六義園 出典:https://www.tokyo-park.or.jp/park/rikugien/news/2023/52388.html
「六義園」は江戸時代に大名家により作られた庭園で、国の特別名勝に指定されています。園内には約200株のサツキと約15種1,000株の紫陽花があり、日本古来種であるヤマアジサイを中心に、江戸時代から知られている古品種を中心に見ることが出来ます。
この「和の紫陽花」は繊細な花が特徴的です。5月下旬から早咲きの紫陽花が開花し、6月中旬以降に見頃を迎えます。

・六義園
住所:東京都文京区本駒込6-16-3
電話番号:03-3941-2222
入園料:一般300円、65歳以上150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
アクセス:JR山手線駒込駅より徒歩7分
六義園(公式HP)

関東紫陽花スポット9「白山神社(東京都文京区)」都営地下鉄三田線白山駅より徒歩3分

関東紫陽花スポット白山神社 出典:https://b-kanko.jp/spot/256
「白山神社」は、「文京花の五大まつり」の1つに数えられる「文京あじさいまつり」で有名です。2024年は6月8日(土)~16日(日)にかけて開催されます。
約3,000株の紫陽花が境内一帯に花開く様はまさに壮観。ピンク・青・紫・白といった鮮やかな紫陽花による幻想的な風景を満喫できます。

住所:東京都文京区白山5-31-26
電話番号:03-3811-6568
アクセス:都営地下鉄三田線白山駅より徒歩3分
白山神社(文京区観光協会HP)

関東紫陽花スポット10「本土寺 (千葉県松戸市)」JR常磐線北小金駅より徒歩10分

関東紫陽花スポット本土寺 出典:https://www.hondoji.net/info.html
「本土寺」は、鎌倉時代に創建された日蓮宗の寺院で、通称「あじさい寺」と呼ばれる千葉県松戸市の人気スポットです。境内には様々な種類の紫陽花が約5万本植えられており、例年6月中旬から下旬にかけてピークを迎えます。
山門から続く石段沿いに紫陽花が咲き誇り、美しい景色を楽しむことができます。

・本土寺
住所:千葉県松戸市平賀63
電話番号:047-346-2121
拝観料/入館料:大人(中学生以上)500円、小学生以下無料、障害者300円(要障害者手帳)※税込み
拝観時間/入館時間:9時00分~16時30分
アクセス:JR常磐線北小金駅より徒歩10分
本土寺(公式HP)

色鮮やかなの季節の紫陽花を、目と心で楽しんで

いかがでしたか。鎌倉をはじめとする関東エリアでの紫陽花の鑑賞スポットと見頃について解説しました。どのスポットを訪れても美しい紫陽花に出会えることでしょう。ぜひ、紫陽花の花々を鑑賞しながら、心を癒してみてください。

また、今回ご紹介したスポットは駅から徒歩圏内にあるため、鉄道利用が便利です。紫陽花の見頃の期間、これらのスポットは非常に混雑することが予想されます。特に週末や天気の良い日には、多くの人々が訪れるでしょう。早めの時間帯に訪れるか、平日に訪れることをおすすめします。

なお、近年では気温の上昇に伴い紫陽花の開花が早まる傾向があります。各スポットの公式HPなどを事前に確認のうえ、開花シーズンを見逃さないようにしてくださいね

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