更新日: 2023年12月20日

犬や猫を電車・新幹線に持ち込むには「手回り品きっぷ」が必要!利用ルールも解説

旅行やおでかけで、犬や猫などのペットを電車や新幹線に持ち込む場合、JR東日本などのJRグループでは「手回り品きっぷ」が必要となります。
さらに、ペットを駅や車内へ持ち込む際には、動物専用のケースに入ってもらう必要がありますが、こちらのケースにもサイズ規定があります。
この記事では、ペットと一緒に電車や新幹線に乗るときのルールや「手回り品きっぷ」の購入方法をご紹介します。

ペットと電車や新幹線に乗るには「手回り品きっぷ」が必要

有人改札
電車や新幹線に乗車するには「乗車券」が必要ですが、同じように、ペットの小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物がJRグループの電車や新幹線に乗る場合は「手回り品きっぷ」が必要となります。

こちらの記事では「手回り品きっぷ」の買い方や、使い方、ペットを電車や新幹線に持ち込む際のルールをご紹介します。
きっぷあれこれ「手回り品について」

「手回り品きっぷ」は犬や猫など小動物が電車や新幹線に乗るときに必要

犬
小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物を、JRグループの電車や新幹線に持ち込む際には「手回り品きっぷ」が必要です。

手回り品料金は、1個につき290円(税込)です。
有効期限は購入した当日のみなので、事前に購入することはできません。

便宜上、きっぷと名前がついていますが、実際はレシートのような紙になります。乗車券や特急券のように磁気がついている訳ではないので、自動改札機に入れる必要はありません。
手回り品のご案内

「手回り品きっぷ」の購入方法

「手回り品きっぷ」は、乗車する駅の改札口で、駅員さんに犬や猫が入ったケースやカートを見せて、発行してもらいます。自動券売機では購入することができませんので、気を付けてください。

また、支払いは、現金のみとなり、Suicaなどの交通系ICカードは利用できません。

きっぷのあれこれ「手回り品」

電車や新幹線に持ち込める「小動物」とはどんな動物?

ペットをケースに入れる
電車や新幹線に持ち込める「小動物」とは、小犬・猫、又はこれらに類する小動物となります。犬や猫のほかにも、インコや鳩、ウサギ、ハムスターなどを持ち込むことができます。

一方で、電車や新幹線に持ち込めない「小動物」もあります。
猛獣やへびの類は、他の人に危害を及ぼすおそれのあるもの、電車や新幹線の車内を破損するおそれのあるものは持ち込むことができません。
手回り品のご案内

小動物を持ち込むケースはサイズ規定があります

ペットをケースに入れる
犬や猫などの「小動物」を電車や新幹線に持ち込む際には、乗車前に「手回り品きっぷ」の購入の他、持ち込み方法のルールも定められています。

小動物は、全身が入るペット用ケース・リュックなどに入れ、顔を出さないようにする必要があります。
犬や猫をそのまま抱っこしたり、リードを付けただけで乗車したり、スリングやカートから顔が出ている状態では、電車や新幹線に持ち込むことはできません。

さらに、小動物を入れるケースの大きさや重さが定められています。
タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内のもので、ケースと動物を合わせた重さが10kg以内のものとなります。
ペットカートの場合は、カートを含めた寸法が制限を超える場合は、持ち込むことができないのでご注意ください。
きっぷのあれこれ「手回り品」

「手回り品きっぷ」を使ってペットと一緒に電車や新幹線に

かわいい犬
犬や猫などの小動物と一緒に、電車や新幹線に乗るには、ペットケースに入れて顔を出さないようにすることや、ペットケースのサイズや重さの規定がありました。
さらに、持ち込む際には「手回り品きっぷ」が必要です。こちらは乗車前に有人改札での購入となりますので、乗車時間には余裕をもって行動したいですね。

また、身体障害者補助犬法に定める盲導犬、介助犬、聴導犬を使用者本人が随伴し、法に定める表示等を行っている場合は、手回り品きっぷは不要です。ケースに入れる必要もありません。

ペットと一緒に、ルールを守って快適な電車や新幹線の旅を!
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