更新日: 2023年12月26日

ご存じですか?電車に持ち込める荷物、持ち込めない荷物。JR東日本の手回り品ルールを解説

JR東日本では、電車に持ち込む荷物にルールを定めています。大きさや重さのルールのほか、サーブボードや折り畳み自転車等は袋に収納するなど、持ち運びの方法も指定されています。
また、不潔なものや、他の乗客に危害を及ぼすおそれのあるものは持ち込むことができません。
この記事では、JR東日本の電車に持ち込む荷物のルールを解説します!

電車への荷物の持ち込みは、ルールがあります

電車に持ち込む荷物
JR東日本では、電車に持ち込む荷物にルールを定めています。
持ち込む荷物の大きさや重さが決められており、物によっては袋に収納する必要があったりと、持ち運びの方法も指定されています。

電車に持ち込めない荷物もあります。
不潔なものや、他の乗客に危害を及ぼすおそれのあるものは持ち込みが制限されています。

電車に持ち込めないものを持っていると、電車に乗ることができません。
事前に手荷物のルールを知って、適切に電車を利用できるようにしたいですね。

こちらの記事では、電車に持ち込める荷物のルールと、持ち込めない荷物について解説します。
きっぷのあれこれ「手回り品」について

電車に持ち込める荷物のサイズと重さ

たてよこ高さ
電車に持ち込める荷物は、サイズと重さが定められています。
タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ以内で、長さは2メートルまで。

重さは30kg以内のものを、2個まで持ち込むことができます。
ただし、傘、つえ、ハンドバックなど身の回りのものは個数に数えません。
「手回り品」について

電車に持ち込む際にルールがある荷物

袋に入れて持ち運ぶ自転車
スポーツ用品、楽器、娯楽用品などは、2メートルを超える場合であっても、電車の車内で立てて持ち運べるものであれば、持ち込むことができます。
その際は、専用の袋、ケースなどに収納する必要があります。

また、サイクリングやスポーツ大会などに使用する自転車は、小さく解体、または折りたたんで袋に収納しなければなりません。
手回り品のご案内

ペットなどの小動物は有料「手回り品きっぷ」が必要

ケースに入った猫
犬や猫などの小動物を電車に持ち込む場合は「手回り品きっぷ」が必要です。こちらは有人改札で駅員さんに声をかけて購入します。

ペットの持ち運びは、顔が出ないようなケースに入れる必要があります。
犬や猫を電車・新幹線に持ち込める「手回り品きっぷ」や、持ち込む際のルールを解説

危険が伴うものは、電車への持ち込みができません

電車を利用する他の乗客に危害を及ぼすものや、電車の車内を破損するおそれのあるものは、持ち込むことができません。例えば、危険品、刃物、暖炉やコンロ、動物、死体、不潔なもの、臭気を発するものがこれにあたります。

ただし、刃物は、厳重に梱包されていれば持ちこむことができます。対象とする刃物や梱包方法は「刃物を鉄道車内に持ち込む際の梱包方法についてのガイドライン」(平成30年12月国土交通省鉄道局)を参考にしてください。

動物については、少量の小鳥、小虫類、初生ひな、魚介類でケースに入れたもの以外となります。小動物の場合は「手回り品きっぷ」の購入がひつようとなります。
きっぷのあれこれ「手回り品」について

電車に持ち込めない危険品は、細かく定められています

車内に持ち込めないもの 出典:https://www.jreast.co.jp/kippu/20.html
電車に持ち込むことができない危険品は、可燃性液体、高圧ガス、可燃性固体、火薬類、揮散性毒物、農薬などを指し、細かく定められています。特に、ガソリン、灯油、軽油などの可燃性液体は禁止されています。

一部の危険品は、梱包方法や数量のルールを守れば持ち込むことができるものもあります。
可燃性液体、高圧ガス、可燃性固体を含む、酒類・化粧品類・医薬品・ヘアスプレーなどは、2リットル以内または、容器を含む重さが2kg以内であれば持ち込むことができます。
中身が外に漏れ出ないようにご注意ください。
車内に持ち込めない危険品について

電車に持ち込めるもの、持ち込めないものを知って、ルールを守って電車利用を

電車に持ち込む荷物
たくさんの人が利用する電車は、危険なものや、既定のサイズや重さを超えるものは持ち込むことができません。
ただし、既定外のものであっても、持ち運び方や梱包方法によっては、電車に持ち込むことができるものもあります。

電車の持ち込む荷物について、迷った場合は規定を読むか、駅員さんに相談してみてください。
きっぷのあれこれ「手回り品」について

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