更新日: 2023年11月10日

vol.2〉発酵の町・沼垂のビール。町のビアパブで光る、新潟の個性

新潟の「おいしい」を求めて、JR東日本のふるさと納税の返礼品の一つ、列車と宿泊先が選べる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」の旅行券を使って新潟市を訪れた、フードエッセイストの平野紗季子さん。今回は、「発酵の町」として知られる沼垂(ぬったり)のマイクロブルワリー「沼垂ビール」を訪れた。「レストランは扉」と平野さんが言う通り、食はその土地の多くの魅力に出会える可能性を秘めている。今回、「沼垂ビール」を通じて平野さんが見つけた、新潟の魅力とは?

地域の素材を使った個性的なビール

「『発酵の町・沼垂』っていう言葉は私が作ったんですよ」と笑顔で教えてくれたのは、「沼垂ビール」の代表取締役・髙野善松さんだ。

「現在のビアパブはもともと私の実家で、しばらく東京で地域開発やマーケティングなどの仕事をした後に、2015年ごろにUターンしてブルワリーを始めました。この近隣には、日本酒のメーカーさんや老舗の味噌など、醸造を手がけるいろんなお店があるので、クラフトビールを始める時にいろいろと考えて『発酵の町・沼垂』という言葉を思いついたんです」

まず平野さんが頼んだのは、新潟が誇る洋梨・ルレクチェを用いた「ルレクチェ・ビール」。メニューには「新潟市南区産洋梨ルレクチェのフルーティ、優しい口当たり」とある。髙野さん自らサーバーから注いでくれた一杯を一口飲むと、大きく頷いた。
「甘やかな香りが良いですね。ビール自体はしっかり酸味もあって、ルレクチェの味と合います」

個性的な味わいは、マイクロブルワリー(小規模のビール醸造所)だからこそ生まれるもの。生産工程には作り手の愛情とこだわりが詰まっている。「この場所で全部やるからこそ意味があるんです」と髙野さんは語った。

興味津々な平野さんは、「発酵のどういうタイミングでビールにルレクチェを入れるんですか?」「ルレクチェをどういう状態に加工して使うんですか?」と質問が止まらない。

町の中にあるマイクロブルワリーの魅力

父の代にはパン屋を営んでいたという実家を改装し、ビアパブと醸造所を立ち上げた高野さん。古民家の風情が残る居心地のいいビアパブには、観光客だけでなくご近所の人たちもやってくる。
東京の仕事をやめ、故郷に戻ってきた髙野さんがビールづくりを始めたのは、父のパン屋としての姿が記憶に残っていたことも大きいのだという。これまでも新潟には有名な地ビールはあったが、それよりももっと規模の小さいマイクロブルワリーとして、新潟、そして沼垂エリアに強く根付いた商売を意識した。

「規模が小さいからこそ、クオリティさえちゃんとしていれば、かつてのうちのパン屋のように町の中でビールの商売が成立するだろうと考えていました」
近年、唯一無二の味を生み出すマイクロブルワリーが注目を集めるようになり、新潟県内でも増えてきている。髙野さんはそのパイオニアなのだ。平野さんが「作って届けるところまで一貫して手掛けられているのはすごいですね」と言うと、髙野さんはずらりと並ぶタンクを紹介しながら「レシピも全部私が考えていますよ」とにっこり。

ビールのおつまみにもきらりと光る新潟の個性

髙野さんが沼垂にUターンした時期は、ちょうど、老舗の酒蔵が酒蔵見学や直売所の運営を始めたり、味噌蔵が蔵を改装して発酵をコンセプトにしたショップを作ったりと、観光地化が始まった時期と重なった。今や「発酵の町」として親しまれる沼垂エリアの存在もまた、新潟の豊かな食文化に彩りを添えているのだ。

メニューに登場するおつまみにも新潟の個性が詰まっていた。平野さんは思わず「ぽっぽ焼きがあるんですね! 私、ラジオ番組もやっているのですが、そこでリスナーの方がぽっぽ焼きの魅力を教えてくれてからずっと食べてみたいと思ってました!」と声を上げる。
髙野さんによるとぽっぽ焼きは新潟のお祭りの屋台の定番で、子どもから大人まで愛される、いわゆるB級グルメ。そのお味は?

「すごい。見た目はふわふわしてますが、意外と弾力があるんですね。黒糖の風味が広がって、とってもおいしいです」

さらに、「ビールによく合うから」と髙野さんが出してくれたのは「豆天」。これも新潟の名物B級グルメなんだとか。

「おいしい、これ。持って帰りたいです。お土産屋さんにあるかな。豆の素朴な味がずんと伝わってきます」

味の感想を聞いた高野さんが、「これ、私が小さいときは町のお豆腐屋さんが作ってたんですよ」と教えてくれた。

「なるほど。確かに、お菓子屋さんが作ったお菓子というより、食材屋さんが作ったお菓子っていう方が納得のいくシンプルさと塩気です」

「沼垂ビール」を入り口に、新潟で地域の人々によって育まれてきた食文化の魅力を堪能した平野さんだった。

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【インフォメーション】
・沼垂ビアパブ/ブルワリー
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東2-9-5
お問い合わせ:025-383-8720

※掲載情報は2023年10月31日時点の情報です。

「沼垂ビール」を通じて平野さんが見つけた、新潟の魅力に関する記事

vol.1〉新潟のおいしいお米を探して。平野紗季子と新潟の味との出会い。
vol.3〉旅行券で新潟を楽しみ尽くす。JRE POINTが貯まるお店でまだまだ探す、おいしい魅力。


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